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気まま夢日和

漫画・音楽・小説・スポーツ・料理etc...      やりたいことはぜんぶやる!!

『ホットロード』。誰かに大切にされる意味を知る物語。

ホットロード

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作者:紡木たく

巻数:全4巻

掲載:別冊マーガレット

期間:1986〜1987

出版:集英社

 

どうも、'まんだらけ'初心者・吉野シンゴです。

いや、'まんだらけ'、凄いですね。

先日、はじめて渋谷店に行ってきました。渋谷にあったんだ。

まず、入った瞬間に地下への階段。

その薄暗い下り階段に敷き詰められた電球の数々。

電球の点滅が!痛い!目が痛い!!阿保か。

 

やっと入口の前にたどり着くと、そこには3冊¥200の投げ売りコーナーが!

しかもそこには『東京喰種トーキョーグール』が!『亜人』が!'手塚治虫'が!!その他もたくさん!

悩んだ。買っちゃおうか。

未完だし、本棚いっぱいだしなぁ…

 

とりあえず店内を見て回ることに。

凄い漫画の量!!てか品揃えが豊富過ぎる!

店員コスプレしだすし歌い出すし。ビビるわ。

普通の漫画はもちろんのこと、やっぱ素晴らしいのはヴィンテージコーナー。

激レア・プレミア・絶版漫画の数々。

例えば、ジャンプのジョジョ連載開始号が¥12000…!'楳図かずお'!!『タイガーブックス』の初版!!

すっげぇ浪漫を感じます…!!

その他にも激レアフィギュアとか色々。

うん万円するモノがゴロゴロしてる。

とんでもないお宝の山です。

もう、いつまでも見ていられますね。

 

色々みて回って、最後に最初の投げ売りコーナーへ。

悩んだ挙げ句、『東京喰種トーキョーグール』と手塚漫画を買ってきました。

『東京喰種:re』は連載中だけど、無印は完結してるから!って自分理論。

あと、本棚に入らない本はもう積みますわ(笑)積読(つんどく)生活スタート。

あの日大量にグールと手塚漫画買ってったのは僕です。どうもありがとうございました。

 

投げ売りコーナー大好き。

一冊¥100以下で漫画が買える古本屋さんがあったら、是非、教えてください!

 

さて、今回紹介するのは、

ヴィンテージになりつつあるコチラの漫画、

ホットロード』。

 

普段、¥108の本しか買わないことで有名な私ですが、

この『ホットロード』はいくら探しても¥108コーナーにはありませんでした。

平均で一冊¥300円以上しました。

定価より高いって凄いね。

 

ホットロード』との出会いは、

2014年公開の実写映画版『ホットロード』。


映画『ホットロード』予告編

「夜明けの 蒼い道 赤い テイル ランプ

もう1度 あの頃の あの子たちに 逢いたい」。

俺も逢いたい。

 

映画『ホットロード』、当時付き合ってた子と観に行きましたね。うぅ、心が痛い。

この映画がなかなかに良かったんですよね。

突っ込み入れたいところはいくつかありましたが(笑)

映画版について詳しくはまた語りましょう。

僕は尾崎も能年ちゃんも大好きですし。あ、能年ちゃんはこの映画で好きになったんだ。

時代を感じる良い映画でしたよ。なんでいま映画化したんだろ。

パンフ買わなかったことが悔やまれる。

で、良い作品を観ると原作が読みたくなりますよね。

 

聞いたところによると、この原作はその昔、母も熱中していたという。

友達に和希君がいるんですけど、母曰く

「ぜったい『ホットロード』の影響!だってお母さんその世代じゃん」らしいです。どうなんですか。

 

映画化に便乗して、コンビニ本も文庫版も出てたので原作を手に入れるのは簡単…

な、ハズでしたが、

僕の謎のこだわり発動です。

なるべくオリジナル版が欲しい。

はい、廉価版も文庫版も完全版も、基本的には買いません。

オリジナルな形態で手に入れたいんです!分かってもらえますでしょうか。

そんなわけで、コミックス版『ホットロード』探しの旅が始まりましたが…

難航。

もう絶版してますからね。

だから廉価版とか文庫版が出回ってるワケで。

それでもなんとか1,2,3巻は地元で見つけました。

でも、最終第4巻がどうしても見つかんない。

ついに地元で見つけることは叶いませんでしたね。

はい、東京にやってきました。速攻で見つかりました。東京こわ。

 

ということで、映画を観てから二年ぶりに、

もう一度、『ホットロード』の世界へ。

 

ホットロード

悩みを抱えながら、暴走族に憧れ、仲間に入り不良の道を進んでゆく主人公・和希、

バイクに命をかけ、死さえ覚悟しているようなハルヤマの姿が描かれる。

 

誰かに大切にされる意味を知る物語

「自分が誰かに 大切にされているんだってことを 本当に知っていたら

自分の命を粗末になんか 決してできないはずだよ」。

 

どこにも行き場のない少年と少女。

誰かに大切にされる意味を知る物語、『ホットロード』。

 

「だって大事だもん

あたし こんなに誰かだいじなんて 思ったことないもん

自分より大事なんて 思ったの初めてだもん」。

 

雰囲気

雰囲気が、すごく良いですね。

なんというか、昔の少女漫画の、あのふわっふわしたかんじ。

絵柄もぼかすところはあえてぼかす。コマ割りも独特。

少女漫画の先駆けですね。

上手く言えねぇ…読めば分かるよっ(丸投げ)。

 

大人と子どもの境界

「正しいこと 悪いこと

わからないことが多いから 楽しいことだけが全てだと思ってしまう

でもボクは和希ちゃんや他の…

例えば暴走族じゃない子たちにも そんな時は一度はきてしまうんじゃないかって思ってる」。

母から愛されず、自分が誰からも必要とされていないと心を痛める14歳の和希は、学校で周囲と打ち解けられず孤独を抱えていた。

ある日、不良のハルヤマと出会い、しだいに彼らの世界に自らのよりどころを見いだすようになる。

危うい思春期の心の揺れ動きを見事に描く。

大人でも、子どもでもない、思春期。

「もしかしたら一生のうちで なにも見えないで走ってしまう時は

ほんの一瞬かもしれない」。

ほんの一瞬の青春の輝きを切り取っています。

…なんとなくバンプの『ガラスのブルース』を思い出す。


ガラスのブルース

ガラスのブルース』も彼らが思春期の頃につくられた曲なので、たぶんそういうことだろう。

いやまあ、曲で言ったらそら尾崎がドンピシャなんだけどね。

 

ハルヤマかっけぇ

ほんとそれな。

「オレがー もらってちゃうよ」。

 

人を理解するということ

「人を理解するほどむずかしいことはない

だから失敗する 傷つける」。

和希もハルヤマも、他人を理解することはできていなかった。

そんな二人の心が、この物語を通してどう変化していくのか。

 

親子

男女の恋愛ものっていう面も強いですけど、

もうひとつ、この作品に流れているテーマは親子です。

和希・ハルヤマ、奇しくも似た境遇の2人。

お互いの複雑な家庭事情にどう向かい合うのか。

 

 

はい、こんなかんじです!

ちょっと形式を変えてレビューしてみましたけど、いかがでしょうか。

ネタバレしない程度に書いてこうとしてたけど途中でどうしたらいいかわかんなくなってきちゃった。

まだまだこのブログも手探り状態です。

 

読むと胸が痛く熱くなる青春漫画・『ホットロード』。

「あたしたちの道は ずっと続いてる」。

 

<総評>72%
<オススメ度>★★★★☆
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