読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

気まま夢日和

漫画・音楽・小説・スポーツ・料理etc...      やりたいことはぜんぶやる!!

『レインツリーの国』。障害を持ちながらも強く生きていく二人の物語。

レインツリーの国

 f:id:s405notfound:20170121175341j:image

作者:有川浩

発表年:2006

出版社:新潮社

 

どうも、読書中毒・吉野シンゴです。

はい、ついに念願の本棚を購入しました!!

f:id:s405notfound:20170121194803j:image

…「本棚」じゃないけどね。本棚として使います。

ま、僕の愛本心をもってすれば万物は本の為に生まれ変わります。

こんな感じに。

あ、コレ↑は今まで使ってたやつです。これに本が入りきらなくなってしまったので

今回、追加購入いたしました。母がこの記事を見ないことを祈ろう。

物置ラックの両側から本をとれるようにしました。『バクマン。』の漫画部屋みたい。

早速組み立てたいんですけど、色々と溜め込んだ仕事が…

来年度の新入生向けのFDパンフもつくらなければなりません。

新生吉野文庫が出来上がったらまた報告します(たぶん)。

 

さて、そんな本好きの僕が今回語っていくのは『レインツリーの国』!

恋愛小説。この物語の2人の出会いのきっかけは、とある「忘れられない本」。

きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。共通の趣味を持つ二人が接近するのに、それほど時間はかからなかった。まして、ネット内時間は流れが速い。僕は、あっという間に、どうしても彼女に会いたいと思うようになっていた。だが、彼女はどうしても会えないと言う。かたくなに会うのを拒む彼女には、そう主張せざるを得ない、ある理由があった――。

 

はい、まさかのぶっちぎりの恋愛小説でしたね。

「忘れられない本」を書き込んだWebサイトから始まった恋物語

なんというかサスペンス的な恋愛ものかと思っていたのでちょっと肩透かし。

ネットから始まる恋ってアリ?なんか怖いというかなんだろ。時代か?

では、僕もこのブログで女性からのメールをお待ちすることにしましょう。

俺の「忘れられない本」は'あさのあつこ'の『バッテリー』かなぁ。

では、僕もこのブログで女性からのメールをお待ちしております。大事なことなので二回言いました。

でも、本当に共通の趣味ついて熱く語り合える人に出会えるというのはネットの利点ですよね。そういうメールやコメントはお待ちしておりますよ。

 

はい、ですが、もちろんただの恋愛小説ではありません。

この小説は、障害を持った女性の恋愛を真っ向から描いたものです。

あ、障害を持っているというのは序盤で明かされることなのでネタバレではないです。

というより、この本を紹介するうえでコレは欠かせないことです。あのあらすじの釣り具合には納得いかない。

 

「痛みにも悩みにも貴賤はない。周りにどれだけ陳腐に見えようと、苦しむ本人にはそれが世界で一番重大な悩みだ。救急車で病院に担ぎ込まれるような重病人が近くにいても、自分が指を切ったことが一番痛くて辛い、それが人間だ」。

障害を持った人の物語、ということで、色々な面で僕らの「当たり前」が崩されていく。 考えさせられるような良いお話です。

 

が、良いお話なだけ、だと感じた。

フィクションの物語にどうこういうつもりはありませんが、現実はそうはいかない。のかな。

うまくいくと信じたいし、僕もそう未だにバカみたいに信じています。信じるしかできませんよね。

 

二人が出会うきっかけとなった「忘れられない本」が

二人の関係性にフィードバックしていくという展開は上手いと思った。

 

文章も読みやすくて良いお話なのですが、

全体的に面白いかと言われたらそうではないと言わざるを得ない。

僕が恋愛小説をそもそもあまり面白いと感じないからかも。でも恋愛漫画は好きなんだよね。なんなんだろ。

 

この本は『図書館戦争』の物語中に出てくる架空の本を

有川浩自身が描きおろしたものだと知りました。

こういうコラボレーションって素敵ですよね。

図書館戦争』読んでみよう。

 

あとがきからは、有川浩さんが本当に懸命に考えてこういった題材を・問題を伝えたかったというのが伝わってきた。ありがとうございます。

 

「行けるとこまで行こうや」。

これからも強く生きていくであろう二人の、考えさせられる素敵な恋の物語でした。

 

<総評>41%
<オススメ度>★★★☆☆
これまでに紹介した作品の一覧はコチラ!

漫画一覧

小説一覧

映画一覧