気まま夢日和

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一人称・「わたしの死体」。『夏と花火と私の死体』。

夏と花火と私の死体

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作者:乙一

発表年:1996

出版社:集英社

 

どうも、冬は寒がり・吉野シンゴです。

もちろん夏は暑がり。

 

ようやく、暖かくなってきましたね。

私がだらだらしてしまっていた原因の97.3%は寒すぎて布団から出られなくなっていたことが原因なので、もうこれから吉野シンゴがだらだらすることは無いでしょう。

 

『夏と花火と私の死体』。ホラー小説です。

ホラー、久々に読みました。

中学生の頃は山田悠介が大好きで、彼の作品を読み漁ったものでしたが。

一番好きなのは『スイッチを押すとき』。

でもあれホラーじゃないか。

ホラーだったら『レンタルチルドレン』ですかね。

確か中学3年になったあたりから山田悠介作品をぱったり読まなくなってしまったので、また久しぶりに読んでみたいものです。

 

今回紹介する『夏と花火と私の死体』の作者は乙一です。

彼(この作品読むまで女性かと思っていました)はこの『夏と花火と私の死体』で、

'ジャンプ小説・ノンフィクション大賞'を受賞しデビューしました。

彼が17歳の時です。すご。俺も負けてられんぜ。

 

九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく―。こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢のような四日間の冒険が始まった。次々に訪れる危機。彼らは大人たちの追及から逃れることができるのか?死体をどこへ隠せばいいのか?恐るべき子供たちを描き、斬新な語り口でホラー界を驚愕させた、早熟な才能・乙一のデビュー作。

 

乙一作品を読んだのは初めてです。

斬新なのは、終始、死んだ「私の死体」目線で物語が進行するということ。

なんというか、不安が迫ってくるような。奇妙。

「そう簡単につぶやいて、健くんはわたしを闇に閉じ込めた」。

これを16歳の頃に描き上げたのか…。

「わたしは圧迫感を感じた。もし生きていれば、この暑苦しい季節、死ぬほど辛い思いをしたことだろう」。

この一文。ブラック過ぎるジョークに身震いしてしまった。

 

死体隠しをゲームのように楽しむ兄と、死体隠しにおびえる妹。

危機が迫っては切り抜け、迫っては切り抜けで、終始ハラハラしっぱなし。

切り抜け方に無理がある気はしないではないが…

兄・健くんのポーカーフェイスっぷりが恐ろしい。お前は本当に小学生か。

ビビりまくる妹に感情移入しましょう。

 

まさかのオチ…鳥肌。

 

掴みからあんなオチまでしっかりと…本当に16歳の男が描いたの?

女性ならまだわかるけど…16歳男?負けてられんな。

 

 

私が読んだ文庫版には描きおろし短編『優子』も収録されていました。

こちらは途中でオチが読めてしまって、まあ大したことありませんでした。

 

とか言ってやろうと思ったのに、何あのラスト。恐れ入りました。

「早熟な才能」乙一。恐るべし。

 

 

ホラー読んだら背筋が寒くなってしまったので私は布団に戻ります。

おやすみなさい。

 

<総評>76%
<オススメ度>★★★★☆

 

 

 

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